昨日、なにかしら発表があると聞いてはいましたが、まさかのYahoo!ショッピング出店料無料やヤフオク!関連の変更発表。
そこに大手のYahoo!ショッピングが、何かしらの思惑も含め一気に参入した感じでしょうか。
また、裏を返せば大型モールのプラットフォームでは課金(場所代)などをしても感じる優位性が、なかなか出店者自身が感じ得にくい状態を顕著に表しているようにも思います。
大手モール出店のメリットとして、「集客力・ポイント・安心感・買いやすさ(大型店的な意味で)」といったところが通常かと思います。なかでもTポイントって、わりと身近な人達でも貯めてる人も多いですし、自分自身もショップポイント+Tポイントとか言われるとなんとなくお得な気がします(笑)
「ポイント」の部分だけを考えてみると、独自ドメインショップ場合、中のひとが想像している以上によほどの価格的優位性または商品的独自性があったり、なにかしらの工夫がない限り独自ドメインショップ専用のポイントってかなり響きにくいと思います。
しかしながら、安心感や買いやすさ(UIや体験という意味)については、利用しているASPまたは環境によってぜんぜん違いがあるかとは思いますが、この辺はもともと独自ドメインショップの優位性でもあるし、そのお店ごとの努力・工夫次第といったところでしょうか。しかもこの辺の創意工夫って、特にECに限ったことではないでしょうし。
Yahoo!ショッピングのSERPでの取り扱われ方や、今後展開するらしいキャンペーンやヤフー関連媒体からの誘導など、露出についてはやっぱりYahoo!という感じでしょうか。
しかも、今回の変更で一枚確認ページが挟まれる(?)ようですが、モールにも関わらず、本店独自ドメインサイトなどへの外部リンク設置がOK(Yahoo!ショッピングに来たユーザーはYahoo!ショッピング内で購入したいかもしれませんが、本店への導線や広告からの流入などは計測しやすくなるのかも)。
なんにせよモール課金無料が一番の魅力的に感じるお店は楽天(今後どうするか?) < Yahoo! になるでしょうし、個人も含めて出店数は増加し、結果的に商品数(幅含め)も増加し、そこからYahoo!関連へのトラフィックにつながり全体的なサービス連携が取られるのかも知れません。 同一商品の扱いが他社ではないお店はよりメリットを感じやすそうですが、今後ますます、モール出店ショップと独自ドメインサイトとの差別化、存在意義、モールなどプラットフォーム関係なしのお店独自の優位性の創出って大事になりますよね。 また、ほんとは立ち位置が違うかも知れませんが、ASPなのショッピングカート系も何かしら対応を行うかもしれませんし、可能であればさらに機能面でのサービス拡充を行ってくれると助かります(またはかなり自由度広げるとか(笑))。
製作者としては、Yahoo!ショッピングが無料で使えるというのは一つの材料ではありますし、なにかしら絡めて使っていきたいと思います。
Web担当者さんで業種様々あるかと思いますが、表立って”出店無料”とか発表されると、ちょっと上司的な人が「無料ならいいかも!」とかサラッと言ってきたら(そのぐらいフットワーク軽くポジティブなのは好きですが)、追々のことを考えると、いろんな意味で注意が必要かもしれませんね(笑)
モール&独自ドメインショップ(フィード用)の横断検索の可能なGoogleショッピングも今後の動向が気になりますし、もしかしたら、Yahoo! も以前のYahoo!ショッピングのフィード的なものを復活させるかも。
その他、個人でも出店可能になるってけっこうステキなことだと思いますし、今後、その流れは拡がっていって欲しいと思います。
ref.
買い物革命、始動! – Yahoo! JAPAN
https://recommend.yahoo.co.jp/ec/
Yahoo!ショッピングは「激変」します! eコマース革命、始動!
https://topics.shopping.yahoo.co.jp/promotion/free/
ヤフオク!0円宣言 – ヤフオク!
https://topic.auctions.yahoo.co.jp/promo/free/
Yahoo!ショッピング eコマース革命、始動!
https://business.ec.yahoo.co.jp/shopping/