本日、AdWordsでACE(キャンペーン エクスペリメント)が使用可能になったとのアナウンスがありました。
基本的には、キャンペーンや広告グループ内の要素をテスト運用できるものですが、
日本版でも早く使ってみたいと、ちょっと楽しみにしていた機能です。
通常のテストでは、ある一定の期間を設け、比較対象となる期間とそのテスト要素を比べるのですが、
しかしながら、天候、実施時期、競合他社などなど、そこには様々な要因の『違い』が含まれていきます。
そこで、今回のACE(キャンペーン エクスペリメント)は、
その要因の変化に関係なく、比較元(通常の設定状態)とテスト設定を、『同時期(同時)』にテストを行えるというもの。
しかも、どの程度テスト設定を表示させるか(実行するか)も指定でき、テスト内容の設定を行っておけば、
自動で終了まで行えます。
皆さま、様々な仮説をたてテストを実施し、更なる成果獲得を目指して運用をされていると思いますが、
このサイクルを回すのは、必要と分かっていてもなかなかリソースが必要になってしまう時もあります。
※なんらかのツールもありますが
実際の運用を通して、しかも同時期に『仮説を検証』でき、
多忙な運用担当者にも、けっこう重宝する機能の一つのようなものではないでしょうか。
Inside AdWords-Japan: AdWords キャンペーン エクスペリメントがすべてのアカウントでご利用いただけます
テスト用の広告文を作成する時とかに、
「www.example.com?type={aceid}」というパラメータ(ValueTrack タグ)というものも初めて知りましたが、
www.yoursiteinfo.com?type={ifsearch:GoogleAdWordsSearch}{ifcontent:GoogleAdWordsContent}
というような使い方ができ、検索ネットワークとディスプレイネットワークでのトラッキングができるそうです。
Google Analyticsで参照元とか取れるのでしょうか、個人的にちょっと課題多めのディスプレイ広告やイメージ広告の、
掲載先の選定などにも使えそうです。
cf. 検索ネットワークやディスプレイ ネットワークでのクリックをトラッキングする – アドワーズ 広告 ヘルプ