51年の引退日

Sponsored Links

12/28を以って母の引退日となった。

よくある話かもしれないが、お袋一人で兄と自分を育ててくれ、仕事漬けの毎日であったと思う。
それでも愚痴一つ聞いたことがなく、他人への感謝をよく口にする人。

親父も商売人であったし、商売をしている両親に大なり小なり影響され、自分で商いをすることを身を持って教えてくれていたと思う。

引退日が近づくにつれ、冷静を装っていながらもどこか落ち着かない様子ではあったが、やはり少し寂しげな様子はなんとも声が掛けづらい雰囲気でもあった。

途中、他の職業も掛け持ちしたこともあったが、15歳の時からその仕事に就き、51年間という職業人生に幕を引くというのは、到底自分には想像できない感情もあったのであろう。

特にあの時から数年間は、ほんとに辛い数年があったようにも思う。

しかしながら、冗談交じりで話したことだが本人がなにか病気や怪我をしてとか、そういった理由で引退にならず、第三者の理由で引退日を決めることになったのはどちらかと言えば良かったことではないだろうか。

まだ元気ではあるうちに引退をし、本人のいう”第三の人生”を少しでも楽しめるように導いてくれたのかもしれない。
そんなしてあげられることもないけど、可能な限り、少しでも今後の自分の人生を自分自身のためだけに楽しんでもらいたい。

ほんとうにお疲れ様でした。

LINEで送る
Pocket
このエントリーをはてなブックマークに追加

Sponsored Links

Sponsored Links

Related Post

2010年仕事納めと振り返り

2010/12/29

本日、お陰さまで2010年の仕事納めとなります。 今年は常に、『迷』という文字が離れない一年でした。 しかしなが

»

デフラグツール。

2009/03/08

最初からついているデフラグ機能だけでは完全ではないということで、 フリーのソフトをちょっと試してみました。 Pe

»

東京マラソン

2010/02/28

本日今年も、『東京マラソン』が開催されました。 沿道の応援での「踊り」や、支援者による「人形焼き」などの差し入れな

»


投稿者:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

change_history