公式ブログで「自分が所有していないサイトのコンテンツのURL削除プロセスを改善」と発表されていたので、以前見かけてちょっと気になっていた検索結果の某サイトで試してみました。
その気になっていた検索結果というのは、以前、ちょっとした絡みから実際にWebアンケートで答えたもので、確か(たしか。)匿名であったはずでしたが実名が掲載されていて、ほんの数日前に削除依頼をサイト管理者にお願いしたものでした。
先方のサイトについては、快く迅速に対応していただき、即日該当箇所の削除を行っていただいたのですが、SERP並びにキャッシュにはまだ氏名が残っており、ちょうどタイミングよく今回の発表があり、何かしらの手違いなどから、この手の問題も今後あるのかもと思い、Google ウェブマスターツールの「古いコンテンツの削除」で、自分が所有していないサイトの検索結果上のキャッシュとスニペットを削除をリクエストを試してみて、少し気になった点もあったのでその流れと結果をまとめてみました。
その後、「サイト所有者はこのコンテンツを更新または削除しましたか?」で「はい」を選択。
ヘルプページに記載があるように、氏名など単一で指定するようです。
ここで結果が2つある(同一のURLを二度申請)のですが、まず最初にリクエストを行った際には「キャッシュを削除するようリクエストされたコンテンツが、公開中のページ上に表示されている。」という理由で拒否されてしまいました。
個人的解釈ですが、文面を見ると「キャッシュとスニペットを削除」ではなく「古いコンテンツ」の削除リクエストとして処理されてしまっているように思い、数日後、改めて同一のURLを申請してみました。
※初回のリクエストの際には、すでにページ上には該当のキーワード(氏名)は削除していただいていました(ソース確認済み)。
2度めのリクエストについては同一の手順にて行ったのですが、そのままだと同じ結果になりそうでしたので、一点だけリクエスト内容を変えてみました。
その変更点は、最初は削除したいキーワード(氏名)を「姓, 名」というように2つのキーワードとして入力しましたが、2度目は「姓」のみ入力しました。
気になった点としてスニペットについても氏名が表示(氏名で検索)されていたのですがそれも削除されていたのですが、該当ページの「スニペット」がSERPでは何も表示されない状態になっていました。
申請には一応、Google アカウントでウェブマスターツールにログインが必要ですが、この辺りはちょっとどうなんだろう…とも。
また、説明にあるように、SERP のタイトルについては変更されませんでした。この辺はやはりクロール・インデックス更新を待つしかないようです。
しかしながら、検索結果で目につくのはやはりタイトル。可能であればツールの主旨が削除・更新であれば、タイトルの更新についても連動していて欲しかったですが、今回のツールでの申請は説明通り、キャッシュ・スニペットのみの削除(更新)で、インデックスやページ内の抽出など、タイトルは単体でもろもろの絡みがあるのかも知れません。
Ref
Google ウェブマスターツール: 古いコンテンツの削除
https://www.google.com/webmasters/tools/removals
Google ウェブマスター向け公式ブログ: 自分が所有していないサイトのコンテンツの URL 削除プロセスを改善しました
https://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2013/12/improving-url-removals-on-third-party.html
ページのキャッシュからの削除をリクエストする – ウェブマスター ツール ヘルプ
https://support.google.com/webmasters/answer/1663691