AdWordsのキーワードのマッチ タイプ「完全一致」が廃止される?

完全一致が廃止というより、完全一致に類義語などを公に含むといったニュアンスなんでしょうか。

全ての検索クエリを予測して完全一致でフォローするのは不可能でしょうし、
完全一致のみで対応するにはそれ相応の理由(ユーザーを絞る)がなければ機会損失になると思います。

AdWords、完全一致を廃止

しかしながら、現状の意味での完全一致が利用できないとなると、もう少し詳細を確認しつつ再考していかないといけませんね…。

Google AdWords、キーワードの「完全一致」オプションを廃止 – TechCrunch
https://jp.techcrunch.com/2014/08/18/20140815google-adwords-removes-advertisers-ability-to-match-only-exact-keywords/

Inside AdWords: Close variant matching for all exact and phrase keywords
https://adwords.blogspot.jp/2014/08/close-variant-matching-for-all-exact.html

––
2014/08/19
詳細について解説されてました。ご心配されている方はぜひご覧ください。

完全一致は無くならない!Google アドワーズ、キーワードマッチタイプの「完全一致、フレーズ一致」における誤字や表記ゆれなどの類似パターンへの拡張オプションを廃止 | SEM-LABO
https://sem-labo.net/blog/2014/08/18/0955/

Inside AdWords-Japan: 完全一致およびフレーズ一致キーワードの類似パターンに関するお知らせ
https://adwords-ja.blogspot.jp/2014/08/close-variant-matching-for-all-exact.html

AdWordsでフィーチャーフォン(ガラケー)のみにテキスト広告を掲載する設定方法

キャンペーン設定でデバイス・携帯電話会社を選択して、フィーチャーフォンのみへの設定を行えたように思いますが、
現状のキャンペーン設定では選択できるデバイスは以下の3つ。
※2013年1月現在

AdWordsキャンペーン設定 デバイス選択
  • デスクトップとノート パソコン
  • フル インターネット ブラウザ搭載の携帯端末
  • フル インターネット ブラウザ搭載のタブレット

もともとフィーチャーフォン(ガラケー)のみ配信に設定していたキャンペーンでは、このデバイスの設定で「フル インターネット ブラウザ搭載の携帯端末」が選択されている状態でした。

広告グループは「モバイル広告(従来型)」の広告しか同一キャンペーンには広告はなく、広告タブで「分割 > デバイス」を確認しても、表示回数などは「その他」のみカウントされており、
このままでも目的通り、フィーチャーフォンのみへの配信となっていると思っていました。

AdWordsでのモバイル広告(従来型)作成

[その他に該当するもの]

  • 2009年6月3日以降
  • 携帯端末(従来型)
  • パソコンやフル インターネット ブラウザ搭載の携帯端末以外のデバイス
  • 特殊なオフライン広告フォーマット(サポートを終了しているものも含む)

しかしながら、念のため確認をしてみたところ、「現状の設定では、スマートフォンに掲載されている可能性がある。」との回答をいただきました…。

現状のキャンペーン設定でフィーチャーフォンのみへ配信を行う場合、デバイスの選択は上記の「フル インターネット ブラウザ搭載の携帯端末」ではなく、「使用可能なすべてのデバイス (初めてご利用の場合に推奨)」を選択しなければならいようです。

個人的には、よりセグメントが広いであろう「使用可能なすべてのデバイス」を選択しないと、「モバイル広告(従来型)」を作成してもスマホに掲載される可能性があるということにハラオチ感が薄いのですが、現状の仕様ではそのようになるそうです‥。

しかしながら、そうなるとフィーチャーフォンのみではキャリア別の配信はできないということ…?
若干、違和感もありますが過去、フィーチャーフォン用のキャンペーン設定をされていらっしゃる方は、一度ご確認されてはいかがでしょうか。


2013/01/29 追記
とろろ 様よりコメントいただき、以下のキャンペーン別の設定で、キャリアごとの掲載が可能であると教えていただきました。

「キャンペーン設定」の「デスクトップとノートパソコン、携帯端末、タブレット」より、デバイスを「使用可能なすべてのデバイス」を選択せず、「自分で選択…」を選び、「使用可能なすべてのデバイス」と同様、すべてのデバイスを選択し、
「携帯端末とタブレットの詳細オプション」より「携帯電話会社と Wi-Fi」個所で希望のキャリアを選択すれば、キャリア別の携帯(フィーチャーフォン)専用の配信キャンペーンとなるようです。

ありがとうございました。

AdWordsでのガラケーキャリア別配信設定方法

AdWordsサーチファンネルのアシストクリックとアシストインプレッションとアシストコンバージョンの違いについて

AdWordsサーチ ファンネルの、「アシスト クリックとアシスト インプレッション」と、「アシスト コンバージョン」でプライマリ ディメンションをキーワードにした際に、
下記項目がどのような意味を持つのか、分かっていたようでなんとなく具体的ではなかったので、最終的にAdWords サポートにも連絡を行い、簡単にまとめてみました。

AdWordsサーチファンネルレポート

まず、下記例としている内容は以下の状態となります。

例)

  1. ユーザーがまず「果物」というキーワードで検索して 2 つの広告をクリック。
  2. さらに「リンゴ」で検索し、表示された広告をクリックしてからコンバージョンに至る。

「アシスト クリックとアシスト インプレッション」レポート

ラスト クリック数

抽出されたキーワードがクリックされ、直接コンバージョンにつながったコンバージョン数。
※コンバージョンはユニークコンバージョン

例)

  • キーワード『果物』: 0 回
  • キーワード『リンゴ』: 1 回

アシスト クリック数(ラストクリック以前のクリック)

抽出されたキーワードがファーストクリックとなり、その後、なにかしらの広告がクリックされたことによりでコンバージョンにつながったキーワード。
そのコンバージョンまでに、何回広告をクリックされた後(ファーストクリックを除く)、コンバージョンに至ったか。

例)

  • キーワード『果物』: 2 回

「アシスト コンバージョン」レポート

抽出されたキーワードがコンバージョンにつながった回数、または、アシストとしてコンバージョンにつながったかどうか。
※コンバージョンは総クリックスルーコンバージョン

ラスト クリックによるコンバージョン数

抽出されたキーワードのラストクリックコンバージョン総数。

例)

  • キーワード『果物』: 0 回
  • キーワード『リンゴ』: 1 回

アシスト クリックによるコンバージョン数

(アシストクリックによる総クリックスルーコンバージョン)
抽出されたキーワードがファーストクリックとなり、その後、何かしらの広告がクリックされコンバージョンに至ったかどうか。
抽出されたキーワードがアシストクリックコンバージョンとなったキーワードという指標ではなく、他の広告がきっかけとなってコンバージョンに至った場合加算される。

例)

  • キーワード『果物』: 1 回
  • キーワード『リンゴ』: 0 回
【注意】

※サーチファンネルのレポートは検索広告のみのコンバージョンが対象となり、検索パートナーは含まれない。
※アシストクリック数にはラストクリックは含まれない。

【参考】

コンバージョン トラッキングのレポートについて
https://support.google.com/adwords/bin/answer.py?hl=ja&answer=1722023

まったく表示されないキーワードはアカウントの品質へ影響するかどうか

現状管理しているアカウントでは、もろもろの理由から完全一致を基本とし、他のキーワードマッチを適宜利用していて、
完全一致を基本にキーワードの管理を行なっている方であれば、概ねそうであろうように、思い付くキーワードやフレーズを随時登録し、パフォーマンスによっては削除・停止を行なっています。

そうなると、各広告グループ内にそれ相応の数のまったく表示されないキーワードが存在していくかと思います。
そこで気になるのが、キーワードが表示されないことでのクリック率などのアカウントの品質への影響

数回でも表示されていれば、なにかしらの影響はあるのかも?と思うのですが、表示「0回」の全く表示されないものについてはどうなんだろうかと思い、
かなり昔ではありますが、AdWords については問い合わせを行い、以下のような回答をもらい、そのまま受け止めて管理しています。

AdWordsヘルプ
「検索ボリュームが少ない」と表示されるキーワードが、アカウントの品質に害を及ぼすということはございません。
しかしながら、「検索ボリュームが少ない」と表示されるキーワードは、ユーザーによってほとんど検索されないキーワードであり、そのキーワードでの表示回数も望めないと考えられますので、キーワード自体の見直しをお勧めいたします。
“検索ボリュームが少ない” と表示されているキーワードが存在したとしても、アカウント全体の品質スコアに悪影響を与えることはありません。(アカウント全体に影響を与えるクリック率は、検索ネットワークで実際に表示された広告に限っての話で、広告が表示されなかった場合や、自動的に停止されたもの、一時停止・削除された時のクリック率 0% は、影響しないということです。)

しかしながら、Yahoo!リスティング がスポンサードサーチ Ver.3へ移行され、現状ではAdWords のように各キーワードごとに品質インデックスの評価が行われることから、
Ver.3 へ移行した今、スポンサードサーチ でも表示されないキーワードは、アカウントへの影響はないのだろうかと改めて疑問に思い、問い合わせを行なってみました。

以下、問い合わせへの回答。

Yahoo!リスティング広告 お客様サポートセンター
スポンサードサーチ Ver.3では品質を評価する際、アカウント全体の評価も加味するため、アカウント内にパフォーマンスの低い(インプレッションに繋がりにくい)キーワードの存在が品質の低下につながる可能性がございます。
つきましては、キャンペーンまたは広告グループ内にインプレッションが発生していないキーワードがある場合には、恐れ入りますが削除いただくことをお勧めいたします。
また、下記ページをご確認のうえ、インプレッションに繋がりやすい、キーワードをご登録いただくなど、ご登録内容を精査することで効果的な広告運用に繋がる可能性がございます。よろしければご参照ください。

インプレッション数を増やすには

https://listing.yahoo.co.jp/online/solution/04_1.html

…。

Yahoo!リスティング では、まったく表示されないキーワードについても、その存在自体がアカウントへの品質低下に関連しているらしいとのこと。
正直なところ、完全一致押し と思えなくもないですが、クリック率が大きな影響があると思いますが、こと「インプレッションにつながりにくい = パフォーマンス低下」ということであれば、納得できなくもないような気も。

管理上ので言えば、表示されないキーワードが少ないに越したことはないですが、なんとも悩ましいかなぁと。

P.S. 各社丁寧にご回答いただき、ありがとうございます。

米Google スマートフォンでもProduct extensionsが利用可能に

日本でも利用可能となっているらしい、AdWords のProduct extensions ですが、
米Google ではiPhone でも利用(表示)が可能となったようです。

Google マーチャントセンター内でAdWords と連動させていれれば使用可能になるようで、
Google プレイス の登録が必要ですが、ローカル検索にも対応可能だそうです。

Linking Accounts in Google Merchant Center

  1. In your Merchant Center account, click Settings, then AdWords
  2. Enter your AdWords Customer ID and click Add

» Google Adwords: Product Ads – Google Merchant Center Help

» Creating an Account with Google Local Shopping – Google Merchant Center Help

日本版のGoogle Merchant Center でも設定箇所はありますし、登録しているXML データフィードなどが対象となるようですが、
個人的にはいかんせん、ハッキリと実感がまだありません。。

日本でも掲載のされているとか見かけたりしますが、実際のところ、どのくらいの方々が確認、利用されているのでしょう。

コントロールもどこまで可能なのか定かではありませんが、
スマートフォン でのProduct extensions も、ちょっと期待してしまいます。

» Product extensions now available on mobile devices – Google Mobile Ads Blog

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