まったく表示されないキーワードはアカウントの品質へ影響するかどうか

現状管理しているアカウントでは、もろもろの理由から完全一致を基本とし、他のキーワードマッチを適宜利用していて、
完全一致を基本にキーワードの管理を行なっている方であれば、概ねそうであろうように、思い付くキーワードやフレーズを随時登録し、パフォーマンスによっては削除・停止を行なっています。

そうなると、各広告グループ内にそれ相応の数のまったく表示されないキーワードが存在していくかと思います。
そこで気になるのが、キーワードが表示されないことでのクリック率などのアカウントの品質への影響

数回でも表示されていれば、なにかしらの影響はあるのかも?と思うのですが、表示「0回」の全く表示されないものについてはどうなんだろうかと思い、
かなり昔ではありますが、AdWords については問い合わせを行い、以下のような回答をもらい、そのまま受け止めて管理しています。

AdWordsヘルプ
「検索ボリュームが少ない」と表示されるキーワードが、アカウントの品質に害を及ぼすということはございません。
しかしながら、「検索ボリュームが少ない」と表示されるキーワードは、ユーザーによってほとんど検索されないキーワードであり、そのキーワードでの表示回数も望めないと考えられますので、キーワード自体の見直しをお勧めいたします。
“検索ボリュームが少ない” と表示されているキーワードが存在したとしても、アカウント全体の品質スコアに悪影響を与えることはありません。(アカウント全体に影響を与えるクリック率は、検索ネットワークで実際に表示された広告に限っての話で、広告が表示されなかった場合や、自動的に停止されたもの、一時停止・削除された時のクリック率 0% は、影響しないということです。)

しかしながら、Yahoo!リスティング がスポンサードサーチ Ver.3へ移行され、現状ではAdWords のように各キーワードごとに品質インデックスの評価が行われることから、
Ver.3 へ移行した今、スポンサードサーチ でも表示されないキーワードは、アカウントへの影響はないのだろうかと改めて疑問に思い、問い合わせを行なってみました。

以下、問い合わせへの回答。

Yahoo!リスティング広告 お客様サポートセンター
スポンサードサーチ Ver.3では品質を評価する際、アカウント全体の評価も加味するため、アカウント内にパフォーマンスの低い(インプレッションに繋がりにくい)キーワードの存在が品質の低下につながる可能性がございます。
つきましては、キャンペーンまたは広告グループ内にインプレッションが発生していないキーワードがある場合には、恐れ入りますが削除いただくことをお勧めいたします。
また、下記ページをご確認のうえ、インプレッションに繋がりやすい、キーワードをご登録いただくなど、ご登録内容を精査することで効果的な広告運用に繋がる可能性がございます。よろしければご参照ください。

インプレッション数を増やすには

https://listing.yahoo.co.jp/online/solution/04_1.html

…。

Yahoo!リスティング では、まったく表示されないキーワードについても、その存在自体がアカウントへの品質低下に関連しているらしいとのこと。
正直なところ、完全一致押し と思えなくもないですが、クリック率が大きな影響があると思いますが、こと「インプレッションにつながりにくい = パフォーマンス低下」ということであれば、納得できなくもないような気も。

管理上ので言えば、表示されないキーワードが少ないに越したことはないですが、なんとも悩ましいかなぁと。

P.S. 各社丁寧にご回答いただき、ありがとうございます。

AdWords で、ブラウザのローカル ストレージへの保存が可能に

先日発表があった、AdWords の「ブラウザのローカル ストレージ」へのデータ保存ですが、
本日より自分のアカウントでも使用可能となり、さっそく使ってみました。

通常の企業用アカウント と、個人のMCC(クライアントセンター) アカウント両方でログインしてみましたが、
企業用アカウント で使用設定を行っていると、MCC 経由でもローカルデータ の使用が自動で行われるようになりました。

「Google Chrome」を使っているので、そのまま特にプラグインとかのインストールは必要ありませんでしたが、
「Google Gears」を使っているようです。

実際の使用感は、「キャンペーン」や「広告グループ」の閲覧、並び替えなどはかなりサクサク いきます。
※その他のタブ カテゴリー(レポートとか)への遷移はあまり変わらず(当たり前か…)

せっかちな自分としては、大変ありがたいです。

ちなみに、日頃の管理については、その利便性からほぼ「アドワーズ エディター」を使用して行っていおり、
出来れば「Yahoo!リスティング広告」も、それっぽいエディター を作って欲しいところです。
※先日、正式名称の発表がありましたが、もっと短い呼び方とかないでしょうかね…

「キーワード」によって違いもあるかと思いますが、国内でのリーチ については、やはり「Yahoo!リスティング広告」多め。
何かしらの機能追加を望んでやみません。

ブラウザのローカル ストレージ – アドワーズ 広告 ヘルプ

Yahoo!リスティング広告-キーワードとサイトの関連性の重要度を引き上げ

もともとAdWords のコンテンツネットワーク(プレースメント) のように、

「キーワード(広告文)」とサイト(LP)との関連性については、
『キーワード広告』については、あまり関連性はないとの説が一般的だったと思います。

個人的にはAdWords とかでも、
『品質スコア』 の向上については、「キーワード広告」でも関連性 は一つの要因では?と思いますが、

この度の件で、Yahoo! リスティング(スポンサードサーチ) については、
「キーワード」と「サイト(コンテンツ)」との関連性の重要度が増したとのこと。
※「インタレストマッチ」の意味合いが強いのかも知れませんが(コンテンツマッチないですし…)

“ヤフー、インタレストマッチの広告審査で「キーワードとコンテンツの直接的な関連性」の重要度を引き上げ”
「キーワードと広告(タイトル・説明文)の適合性」を最も重要視する従来の審査方針に加えて、「キーワードとコンテンツの直接的な関連性」の重要度を引き上げる。
変更後は、「キーワードとサイトの適合性」「キーワードとタイトル・説明文の適合性」の2つのうちいずれかを満たしている広告が掲載可能。新広告審査方法の適用開始は平成22年2月15日からで、旧基準で承認済みの掲載内容についても対象となる。

via:ヤフー、インタレストマッチの広告審査で「キーワードとコンテンツの直接的な関連性」の重要度を引き上げ:MarkeZine(マーケジン)

先日の「辞書機能」の向上に加え今回の件も含め、ヤフー スポンサードサーチ特有の、『部分一致の拡張』なども考えると、
コンテンツ(サイト)の『関連性』の重要度・向上度合いは、更に重要になるかも知れませんね。
※なにはともあれ、まずは地道にキーワード集めを…

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