Eストアーのショップサーブ、携帯サイトとスマートフォンリニューアルでの基本設定について

現在運営している、いくつかのECサイトで利用しているEストアーのショップサーブ。
基本的な使用方法としては、ショップサーブ外で独自ドメインのサイトを構築し、カートASPとして利用しています。

その中で、かねてから告知はあったもののいつかいつかと期待していた携帯サイト リニューアルとスマートフォンサイトの追加が先日公開され、

もともとあった携帯サイトの刷新というより、スマホサイト含め別サブドメインでの新規サービス追加の形で公開されました。

» スマートフォン・携帯カート機能 |Eストアーモバイル

先日、ショップサーブを利用してる他のWeb担当者の方も言われていたように、今までの携帯サイトはお世辞抜きにちょっとキビシイ…。

上記の通りの利用がメインのため、正しく言えば携帯サイトとスマホサイトへのカートリニューアルが心待ちにしていた機能です。

基本的な設定を行ってみて、先日始めてEストアーさんにお邪魔する機会もあり、
もしかしてなにかしらの参考までにと思い、まとめておきました。

実際の管理画面については、現状では分かりませんが以前利用していたことを照らし合わせると、
DeNA ビッダーズさんの管理画面のような印象。

それに今風な感じでドラッグアンドドロップでのコンテンツ入れ替えなど、個人的には非常に使いやすい感じです。

カート内遷移

会員ログインを行っていないとき

スマホサイトのカート遷移 cart0.shopserve.jp

  1. カートに入れるクリック後/smp_cart.php
    「会員ページ」または「会員登録せずに購入」に分かれる
  2. カート画面「ログイン(既存会員用)」ボタンクリック後 購入者情報入力ページ/smp_regi.php
    「この住所へ送る」または「別の住所に送る」に分かれる
  3. 「この住所へ送る」クリック後 お支払い方法選択ページ(お支払方法、ラッピング、お届け指定、通信欄)/smp_regi.php
  4. お支払い方法選択「次へ」クリック後 「ポイント利用」ページ/smp_regi.php
  5. ポイント利用ページ「確認画面へ」クリック後 注文内容確認ページ/smp_regi.php
  6. 注文内容確認画面「注文する」クリック後 注文完了ページCVページ/smp_order.php
    GoogleAnalytics, AdWords, Y!リスティング 購入CVページ
  7. 注文完了ページ「会員登録する」(会員ID、パスワード、規約チェック入力後) 登録完了ページ/smp_regist.php
    購入時非会員だった場合

携帯サイトのカート遷移 cart0.shopserve.jp

  1. お買い物かごへ入れるボタンクリック後/mbp_cart.php
    「会員ページ」または「会員登録せずに購入」に分かれる
  2. 「会員登録せずに購入」クリック後(購入者情報入力ページ)/mbp_regi.php
    「この住所へ送る」または「別の住所へ送る」に分かれる
  3. 「この住所へ送る」をクリック後(お支払方法、ラッピング、お届け指定、通信欄、メール受け取り確認ページ)/mbp_regi.php
  4. 「次へ」をクリック後(注文内容確認ページ)/mbp_regi.php
  5. 「注文する」ボタンクリック後(注文完了ページ)/mbp_order.php
    GoogleAnalytics, AdWords, Y!リスティング 購入CVページ
  6. 上記注文完了ページにてIDパスを入力し、「会員登録する」をクリック後(登録完了)/mbp_regist.php

ちょっといい感じなところ

  • 基本、HTML5 で製作されている
  • CSSの読み込み、書き換えが可能
  • HTMLタグの利用が基本仕様に取り込まれている
  • 外部JavaScript も一応OK(基本ムリヤリ)
  • 独自ドメインへカートからの戻りがデフォルトで可能に
  • 各テンプレート内で部分的な変更が可能

個人的に教えてもらったこと

Android タブレットの転送について
設定を行っていると、iPhone、Android とかのスマホからのアクセスは当該サイトへ転送されますが、Android タブレットからのアクセスについてはPCサイトへ転送されず、スマホサイトへ転送されてしまうということ。
たぶん、そうそうに対応してもらえそうですが。

【AdWords, Yahoo!リスティングのコンバージョンタグの挿入場所】

携帯カートはPCカートとは違い既存では正式な挿入箇所がなく、もともとの携帯サイトではちょっとムリヤリテンプレートをFTPダウンロードして入れてましたが、
リニューアル後ではそうそうムリヤリでなく、下記の場所へ書いています。
一応、その後の経過を見ているとCVの取得はできており、戻りなど心配ですけど、前よりは… といった感じではないでしょうか。

携帯サイト
ページ編集 レジ:注文完了 メッセージ箇所
「HTMLソース編集」に記述。購入コンバージョン取得用です。
スマートフォンサイト
専用設置箇所有り。各種設定→ コンバージョンタグ設定

念のためその他のおすすめ挿入箇所がないか確認したところ、致し方ないですけど、今のところグレーな回答といった感じです。

追加・修正して基本的な箇所

  • Android タブレットのUA設定
  • Google Analytics の非同期タグへの変更
  • AdWords, Yahoo!リスティングのコンバージョンタグの挿入
  • ヘッダー(head)への追記
  • スマホ用サイトで実際の倍以上の元画像でも、画像の書き出しがちょっと荒いこと(速度重視ならアレですけど)

変な質問をしてアレでしたけど、期待を込めて今後とも宜しくお願いします。

PayPalとGoogle Checkoutだけ決済画面

現状普通に使われているインターネット上での支払い方法やNFC関連など、
いろいろな体裁含めた決済方法があるかと思いますが、

ここのところとくにいろんな意味をすっとばして、
PayPalとGoogle Checkout “だけ” のポップアップの決済画面が妙に気に入ってます。

けっしてめんどくさいということではなく、ある意味共通ってのもいいっすよね。

日本でも流行ってくれないかなぁ。

cf. グーグル、ウェブアプリ内課金サービスを開始–「Chrome Web Store」以外も対象に – CNET Japan

オンラインショップとリアル店舗との距離感

ECサイトを運営している自分としては、気になることの一つにあるのが”オンラインショップとリアル店舗との”距離感”。

著名な方々が言われているように、近い将来、リアルのショップ利用のされ方がオンラインショップ、またはそれに付随するオンラインサービスによって、
どんどんと変化していくということについては、ユーザーとしても楽しみであり、興味を惹かれる事柄の一つでもあります。

現状でのリアル店舗での購入がなくなるとかなくならないとかといったことではなく、
簡単に表現すれば、ショップで実際の商品を見たり触ったりし、購入はオンラインで行うというようなことがもっと表面にでてくるように思います。

自分自身もショップでの買い物自体は好きですが、急いでいたりプレミア感や限定的な物、そうしたいという理由がない限り、
荷物を持ち歩くこともなく数日待てば自宅に届くオンライン上での購入を選びますし、特別なことではなく、日常的に行なっている人も多いのではないでしょうか。

今回のGoogle Shopper のリニューアルやGoogle Wallet など、や販売・運営者側としての情報提供の仕方や、ユーザー自身も自分が得たいと思う情報の取り方も変化する中、最近改めて感じるのはECサイトとしての”おもてなし”ってどうゆうものなんだろうかと。
※実店舗と比較してのおもてなしが必要かどうかは別として。

少し話がそれますが、ECサイト運営が主となったと時に感じた”違和感”が今でも個人的な指標の一つとなっていて、

簡単にその事柄の一つにふれると、なにかしら「ネットショップってこんな感じ!」っていう決まりごとみたいなものが、一部のそれが必要な環境以外でもある(あった)ように思います。

もちろん、奇をてらったものだけを好んでそういっているわけではなく、例えば商品説明など。

スペース的な融通や、ただ詳細に書けばよいとは思いませんし、オンライン上での特有な表現ももちろんあるかと思いますが、
特に今以上にECサイトについて素人であった自分にとっては腑に落ちない点の一つでした。

社内風土やリソースの問題など、思ってはいても… という担当者の方は多々いらっしゃるかと思いますが…。

必要とされている部分、リアル店舗と比較されて求められるかぶる部分など、
接客としてもっと本来の付加価値である商品知識や提案、その場で購入することへのステイタス、優越感なども含めた”体験”での価値向上ができたら良いなぁと思います。

Kinect を使ったAR試着室

Kinect を使ったコーディネートとか、デモビデオであった気がしますが、
実際にあったら便利だろうなーと思ってしまいます。

実寸など細部までとはいかなくとも、イメージだけでも見られるのが便利ですよね。
※Kinect での手ぶりでの切り替えも今っぽい感じ

動画の後半で出てくる、女性が一回転した時の映像がちょっと印象的でした。

Kinect でなくても構わないけど、AR とかを使って、
自分(自宅など)のPCで試着体験ができたら便利ですかね。。
※モニターからけっこう離れないとだめ…?

Bing mobile deals はママさんの味方

レストランやエンターテイメント関連の、Groupon などのクーポン情報が閲覧できる、
iPhone やAndroid でのBing mobile deals が好評のようです。

iPhone からbing(m.bing.com)で住所を設定し、「bing in English」を選択すると、
もともとのケータイ共通版サイトでのローカル検索以外に、

日本語でも「レストラン」などで検索すると、食べログ やホットペッパー の情報が閲覧できる“local” が利用できますが、

たしかに、“今”、その時にいる場所でのローカル検索(特にレストランとか)での、クーポン利用とか普通に便利ですよね。
※iPhone でもそういったアプリがあったと思いますが..

Googleプレイス もアプリ含め、便利でたまに使ってますけど、
スマートフォン の普及にともない、飲食店を筆頭に様々なリアル店舗への誘導が今後ますます、増えていくんでしょうね。

Bing Can’t keep up with local deals? Try Bing mobile deals – Search Blog – Site Blogs – Bing Community
Bing Bing Launches Deals – Search Blog – Site Blogs – Bing Community

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