Gmailが相手側のメールサービスがTLS に対応していない場合赤い錠のアイコンを表示

ウェブサイトを中心にHTTPS化が推奨されていますが、スパム対策に定評のあるGmailが、相手側のメールサービスがTLSに対応していない場合や、送受信されるメールはTLSが暗号化されていない(されない)場合、赤い錠のアイコンが表示されるようになっていました。

Googleを中心にHTTPS(SSLサーバ証明書)への移行が推奨されています。クライアントはじめ可能な場合はおすすめしたのですが、やはり少なからず費用も必要ですし、既存サイトの移行については作業コストも。
もちろん制作側での説明努力も必要ですが、移行にはそれなりに課題もあります。

自前サーバーやサーバー証明書をインストールできる知識があれば、無料証明書もあるにはありますが、一般的なレンタルサーバーのことを考えると、できればサーバー側でHTTPSデフォルトになるような流れになると嬉しいのですが(勝手ながら…)。

Gmailの送受信先がTLS に対応していない場合に表示される赤い錠のアイコン

通信時のメールの暗号化(TLS) – Gmail ヘルプ

Entering Public Beta – Let's Encrypt – Free SSL/TLS Certificates

GoogleのAMPページのインデックスが2/2に増加していた模様

Googleのモバイルウェブの表示速度の向上を目指すために始まっているAccelerated Mobile Pages(AMP)。
対応させるには通常のページ以外に、AMPの記述に対応したHTMLページとschema.orgの構造化データ(NewsArticleまたは、BlogPosting)が必要。になります。

直近での公開のうわさを目にしますが、Facebookのインスタント記事を全ての出版元に提供するといった発表があったり、スマホを中心としたモバイル上での記事閲覧についてよりいっそうの動きがありそうです。

そういったなかで自分としても、WordPressでブログ記事を書いているサイトについては、試しにAMPのWordPressプラグインを使っています。

先週ぐらい(?)にプラグインのアップデートがありましたが、Google Search ConsoleのAccelerated Mobile Pagesを見ると、「2/2(日本時間)」あたりから急きょAMPページのインデックスが増加しているのが分かります。

GoogleのAMPページのインデックスが2016/2/2に増加・変動した様子
GoogleのAMPページのインデックスが2016/2/2に増加・変動した様子
GoogleのAMPページのインデックスが2016/2/2に増加・変動した様子

管理サイトでお見せできるのは小中規模のサイト(ブログ中心)のみですが、一部のサイトでは同時期にインデックスされている様子がなく、記事数やもともとのインデックス数だけではないようにも思います。
もしかしたら、プラグインではなく独自で構造化データを記述しているので、それが原因でインデックスされていないのかもしれません。

GoogleのAMPページのインデックスが2016/2/2に増加しなかったサイトも

現状では「記事」としてなにかしらコンテンツを公開しているサイトが対象ではありますが、ユーザーの体験向上はもちろん大切ですが、運営・管理者としてはなるべく手間のかからない状態で対応できればそれが理想ですよね。WordPressのプラグインの精度に期待したいと思います。

HTTPとHTTPSと両方ある場合はGoogleは優先的にインデックスする、という発表について

ここ1〜2年でしょうか、プロトコルをHTTPからHTTPS(サーバ認証)へ移行することで、同一条件であればSEO的にも優遇(ランキングシグナル)されるということもあり、HTTPS化を推奨する記事などを多く見かけるようになりました。

https://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2015/12/indexing-https-pages-by-default.html

他の記事でも見かけましたが、HTTPSについては検索優位性うんぬんよりも、よりユーザーにセキュアな状態・環境を提供したい、またはなにかしらの仕組みを利用する上でそのプロトコルである必要があるといったことになると思います。

先日、Googleが「Google ウェブマスター向け公式ブログ: HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります」を発表したことにより、よりいっそうHTTPSよりもHTTPSの方が有利といった印象を持たれると思いますが、今回の発表については以下の点が概略になると思います。

同じドメインの 2 つの URL が同じコンテンツを掲載していると思われ、かつ、両者が異なるプロトコル スキームで配信されている場合、通常、以下の条件を満たしていれば HTTPS URL を選択してインデックスに登録します。

つまり、今回の発表でいえばどちらが有利ということでなく、HTTP・HTTPS両方のプロトコルで同一のページがあった場合、条件が揃えばHTTPSを可能な限り優先でインデックス(登録)しますよ、ということだと思います。

また、冒頭でも触れましたが検索順位への優位性というより、今後の新しいWeb技術(広義のHTML5・CSS3、JavaScript、Web・デバイスAPIなど)をウェブアプリ的に使用する場合にHTTPSが必須になってくるという点です。

参考: HTML6 でも CSS4 でもない Web 技術のゆくえ – WCAN 2015 Winter に登壇してきました ::ハブろぐ

では、SSLサーバ証明書を取得すればそれでOKかというと、正確な移行作業(けっこう課題があるかと)など課題点も多くあると思います。また、実際のコストとしてもSSL証明書のコスト(取得・更新)、HTTPからHTTPSへの移行コスト、今後の運用・展開方針、広告関連やプラグインの対応までも、事前に検討しておく必要があります。

HTTPからHTTPSへの移行はコストもそうですが既存のウェブ資産の引き継ぎもそれそうの手間が必要になるでしょうし、ソーシャル上での評価(URLが変わることから)への対策も懸念事項です。

“時代”としてHTTPS化へすすんでいるというのは事実ですし、新規制作で費用・予算的にも可能であれば、HTTPSで制作・運用することをおすすめします。

現状では費用的にも高め(フリー)のサーバ認証ですが、共有SSLでもなくひとつのサーバの認証のみで同一サーバー内の複数ドメインを使用できるなど、費用的にも気軽に利用できる仕組みができたら良いなあと期待してます。

Googleの検索結果にアマゾンで最近購入した商品が掲載

ちょっとアマゾンでも… と思い、Googleで「Amazon」と検索してみると、SERPに航空チケットなどの掲載に近い感じの表示で”購入した商品 Gmailに最近購入した商品に関する情報があります”と。

購入した商品 Gmailに最近購入した商品に関する情報があります

「OK」をクリックすると、直近で購入した日付と商品が表示され、「ご購入商品を出荷しました」とともに商品名のリンク。
その商品へのリンクなのかなと思ったらなんと、「注文(2015/11/26)」の検索結果へ…。
※2015/11/26は直近アマゾンで注文した日。

環境によっては以前からなのかもしれませんが、もしかしたら出荷状況など、Google Nowのように表示されるのかも。

2015年9月15日施行のGoogle ショッピング商品データフィードの変更点と送料の設定について

2015年9月15日に施行が予定されているGoogle ショッピング商品データフィードの変更点について、
利用している某カートASPなどからも通達があったりと、改めて今回の変更点を確認してみました。

Google Merchant Center

2015年9月15日の施行に合わせて変更が必要な商品

ちなみに、通達内容を一見するともしかしたら「全商品対象」と思ってしまう可能性を感じたので(?)、まずは変更・追加が必須の場合の確認から。

  1. ブランドのg:brand属性が「指定ブランド」の場合
  2. 状態のg:condition属性がnew(新品)の場合

指定ブランドはこちらからご確認ください。

現時点ではそれほど数は多くなく、該当する商品取扱店もある程度限られているように思います。
たぶん、Amazonのように同じ商品は可能な限り同じ品番で紐付けしておきたいのだと思いますし、利用者側も比較時にその方が便利になると思います。

変更が必要な場合の対処方法

上記に該当する場合、2015年9月15日Googleショッピングへの掲載を希望する場合はgtin属性とbrand属性のデータフィードへの記述が必須になります。

2015年9月15日以降の変更点

GTIN(国際取引商品番号)属性が必須
日本国内だと通常JANコード。
brand属性が必須
指定ブランド以外でこの属性を記述する場合は「靴」や「サングラス」などの品種の記載が基本。

参考:固有商品 ID

「指定ブランド」以外でJANコードがない場合の記述方法

販売数が少ないアパレル商品や独自に制作・販売を行っているオリジナリティのある製品など、独自のコードを自社内でJANコード代わりに発行している場合もあるかと思います。
以前、Google Merchant Centerのサポートへ問い合わせした際には、「JANコード」が無い場合、「空欄」のままで良いとのことでした。
現時点で自分もJANコードが存在しない商品については「空欄」にしていますが、フィードエラーも出ていない状態です。

Googleマーチャントセンター データフィードでJANコードが存在しない商品について

2016年2月1日から施行される「送料」の登録について

まだ猶予はありますが、2016年2月1日に予定されている「正確な送料を登録」が必須となる点については、
2015年9月30日に予定されているAdWordsでのプロモーションテキストの廃止(自動の広告表示オプションに移行)もありますので、可能な限り早めの対応をおすすめします。

Googleマーチャントセンター用のデータフィード作成時のご参考にどうぞ。
Googleショッピングの仕様とポリシー変更でのデータフィード作成方法
Googleショッピング データフィードの商品価格は税込表示が必要 – MovableTypeの消費税計算例

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