O2O(オンライン・ツー・オフライン)という「表現」に納得

個人的に従事する物事で、現状一番の事柄である「Eコマース」。

定義としては若干、幅のあることがらかも知れませんが、
個人的には「オンラインショッピング」がもっか、一番意味をなす事柄となります。

しかしながら、現状での目標、または課題の一つとして、
現状展開しているショップでの、リアルでのショップ展開があり、

オンライン上の中だけのそれ以外に、
インターネット(オンライン)とリアル(店舗・ショップ)との関わり合いに、現状着目もしています。

少し前(?)から利用されている、Twitterなどでの「リアルタイム」でのショップ・サービスのPR(告知がほとんどと思いますが)、
クーポン関連での現状基本となる、割り引き等の「サービス」との接点など、

もともとリアルでのショップ、またはサービスとユーザーが接する方法・仕方が徐々に変わりつつあり、
それを概して表現する言葉として、「O2O(オンライン・ツー・オフライン)」という表現が、個人的にちょっとしっくりくるように思います。

「一般的」という概念は様々あるかと思いますが、クリティカルマスを超えていると言われているTwitterでさえ、
まだまだ一般的に「利用」されているという状況には、少し手前のようにも思いますが、

foursquare やGowalla、先日、日本でも公開となったFacebookスポットやロケタッチなど、
オフライン(リアル)での情報を、オンライン上に集約するサービスが注力されていますが、
※mixiもソーシャルネットワークでなにか出るのかな..

まさに今、ローカル情報のアーカイブ化が行われているのだと実感します。
※リアルタイム性が含まれているのが、更に拍車を掛けてすごいなと

なぜか日本では未だローンチされていないサービスとして、「Google Product Search」 (旧Google Base)がありますが、
率先してGoogle Placesの利用、登録を推し進めるなど、まずはリアルでのアーカイブ化を先行した後、実運営者側からの情報提供を行うとかなのかなあと思ったりもします。

そういった、GoogleMapへのローカル情報のアーカイブ化と並んで、クローズドでのfacebookのローカル情報プラットフォーム争いが、
今後益々、注目されるところです。
※Facebookスポットが、iPhoneアプリだとBing地図になるのもちょっと勘ぐったりもします..

Googleもその立ち位置として、Facebookからの情報共有を少なからず望んではいるのでしょうが、
Twitter(Firehouse)のリアルタイム情報を提供しつつ、既存のWeb情報のインデックスをどのように推し進める(変化)のか、一ユーザーとしても楽しみです。

現状、リアルとの接点としてクーポン系が盛り上がりつつありますが、
メリットとして、情報提供の仲介サービスとしてのみならず、オンライン上で支払いが行え、ユーザーの行動+宣伝行為が行えることであり、
単に割り引き先行というのは今後、また変化があることとしても、ユーザーへの情報提供、接点作りとして、新たな利用価値が受け入れられているんだと思います。

もちろん、新旧の入れ替わりはあるにせよ、何かに取って変わるということではなく、
ユーザーとショップ、またサービスとの接点が増えることにつながりますし。

現状でも、一部のクーポン系アプリなどがその位置情報によって提供店舗の情報を得られるように、
ユーザーの情報の得方として、モバイル(ケータイ)に自分の欲しい(であろう)情報がもっと自然に届けられ、
モバイル(ケータイ)が各々のソーシャルグラフ、ストリーム(情報の流れ)を集約するものとなるのも、そう遠くない気もします。

つらつら書きましたが、一事業に携わる者として、
今後さらに、各レイヤー(プラットフォーム)への情報提供の『仕方』、「どこ」を介して(通して)サービスと接し、また知りあってもらえるかということを意識することが、大切なんじゃないかなあと思います。

商品の持つ『文脈』

ご周知の記事かとは思いますが、個人的に改めて考えなければと思うフレーズがあり、
ご紹介させて頂きました。
※皆さま賛否はあるかとは思いますが

  • 「欲しい」というよりも、関わりたい
  • 商品に文脈付けをする

日常の中で行う「商品説明」。

個人的には、機能詳細も大切ですが、
何かを「想像」して頂けるような表現ができたらと思っています。

昨今のソーシャルメディア等の活用にしても、ほんとはそれが一番大切なことに思いますが、
サイト(ショップ)として、姿勢含め「関わって頂ける」ような運営・表現ができたらと思います。

そしてそれ自体が、そのサイト(ショップ)自体の『理由』にもなっていくものだと思いますし。

最近気になる位置情報系ショッピング関連アプリ

foursquareGowallaの、ジオロケーション系のアプリで、
ジオターゲティングを中心としたローカル情報、ショップクーポンなど、そういった実在のショップとの連動って、非常に興味が沸くところです。

デジタルサイネージとかもそうですが、ユーザーが取りに行かずとも、
位置情報で、デモグラフィックやユーザーの行動履歴などから、おすすめ情報を受けられるようになると、ちょっと便利ですよね。
※オプトインとか関係してくるのだろうか…

Barcode Heroshopkickには、ソーシャルゲームやレコメンド機能など、
さらに付加価値を付けたサービスとなっているそうで、
記事中にもあるように、「実在店舗とインターネットとの境界線」といった感じです。

今後、どのように利益を上げていくのかも面白そうですよね。

個人的には地方などの商店街で、もろもろのソーシャルアプリも絡めながら、
共通ポイントと、ゲーム要素とかを使ったアプリ(サービス)とかできたら、地域活性化含め、使ってもらえそうに思います。

一長一短(?)は各種あるとしても、リアル店舗での購入と、ECでの購入・利用については、
使い分けさえあれど、『購買』という行動への垣根は低いと思いますので、ポイントエクスチェンジ系とかも絡めると、もっと面白いかも知れません。

iPhone やiPad など、UI自体が使ってもらい易いものであればこそ、わりと面白いのではないのかと思います。

米国サービス紹介:ソーシャルゲーム要素をリアル店舗での購買行動に結びつけるBarcode Hero
Did Shopkick Just Change The Check-In Game? You Be The Judge [Video]

ダイナー風にスニーカーをオーダー出来る「adidas Originaks MEGA Diner」

レストランの注文のように、「いつもの!」とか自分好み(気分?)で、
スニーカーを注文できるというもの。

実際にアディダスのECサイトにつながっていて、購入も可能で、
映像など、かなりしっかりと作られてます。

もう少しインフラやデバイスなどが進歩していくと、
こういった、オンライン上でのやり取りを行うECサイトとかも、普通に出てきたりしそうですよね。
※おもしろい..

adidas Originaks MEGA Diner
adidas Originals MEGA Diner

オーダーしたら、↓こんなの出ました。
adidas Originaks MEGA Diner で提案されたスニーカー

なにもオーダーしないままでいると、店員さんが若干手持無沙汰そうに..笑。

VISAの新しいオンライン決済サービスRightcliqがちょっと気になります

アパレルなど、会社間での格差が顕著になり始めた感じの中、
それでも業界としては以前、盛り上がりを見せているオンライン市場。

Rightcliq by Visa
Rightcliq by Visa | Smarter Online Shopping

それを見計らってか、VISA が『Rightcliq』という新しいオンライン決済サービスを開始するみたいです。

動画(登録ページのもの)を見る限り、
ブラウザアプリケーションのようで、見た目・使い勝手ともにちょっと良さそうな感じです。

Wishspace でオンライン上のアイテムを整理できたり、
アイテムについて、友人同士でコメント(共有)を付けたり、Facebook とも連動しているみたいです。
※登録ページの閲覧はFirefox or IE のみ

『VISA』がこういったサービス・アプリを公開するというのも、
何かしらの時勢を感じなくもないですが、日本でもぜひ対応して頂きたいものです。
※その他の大手クレジットカードもでないかな..

Google Checkout もそうですが、販売者・サービス提供者が何らかのサービスを挟まずとも、
ユーザーの安心感、使い勝手も考慮された決済サービスがもっと出てくると、物販のみならず、さらに盛り上がっていくのではないでしょうし。

Visa Launches Rightcliq, An Online Shopping Assistant With A Social Twist

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