浜松市内の美容室の軒数や平均顧客数などの個人的な調査結果

とあるきっかけから施設や指定場所への訪問理美容についてちょっと調べていて、そのつながりでちょっと思い出したのが「浜松って美容室多いよね?」っていうフレーズ。

もともと美容師ということもあってか、地元の静岡県浜松市をぶらぶらしたり車で走っていると、なんとなく美容室をよく見かけるなあとは思っていました。

そこで、実際のところ浜松の美容室事情って最近だとどんな感じなんだろうと、ざっくりではありますが調べてみることにしました。
個人的なバイアスが見解が含まれていると思いますので、その点については悪しからず。。
※他県や指定都市の比較ではなく、浜松市内が基本の統計となります。

美容師のハサミとすきバサミ

美容室軒数と美容師数

まずは美容室の軒数と美容師さんの人数から。市単位の集計ですが、比較として都内の軒数も入れてみました。
資料には各県別だけでなく、指定都市や中核市、理容室、その他の業種も集計されていますのでご興味あればそちらもどうぞ。

生活衛生関係施設(者)数, 都道府県-指定都市-中核市(再掲)別(平成25年度末現在)

参考に飲食店の店舗数も比較してみましたが、美容所数・従業美容師数ともに、市内だと意外と少ない印象。

下記の別資料でみると美容師免許軒数は減少しているようですし、美容学校関連や浜松の理美容事情に詳しい友人の理容室オーナーにも聞いてみたところ、美容師・理容師ともに人数的には減少傾向のようです。

また、職業として美容師・理容師が年々減少しているというのも、業界としてはちょっとポイントの要素ではあると思います。

地域
東京都
浜松市
美容所
20,396
1,598
従業美容師数
63,048
3,020
美容師/美容室
3.09人
1.88人
飲食店営業
191,411
8,500

第20回厚生科学審議会生活衛生適正化分科会 参考資料
集計が平成22年までのようですが、こちらも少し興味深い切り口の集計もありました。


2016/05/18追記
こんなオープンデータもありました。
ふじのくにオープンデータカタログ 美容所台帳 – 浜松市(美容所一覧csv)

浜松市年齢別人口

次に浜松市の年齢別の人口。もちろん、理容室やその他の施設もあることから、すべてが顧客対象者にはなりませんが、まずは全域の人口をみてみました。

浜松市 年齢3階級別人口構成比(平成27年4月1日現在)

対象者数
男性
女性
男女合計
0~14歳
57,366
53,571
110,937
15~64歳
253,883
239,148
493,031
65歳以上
91,004
113,987
204,991
浜松市全域
402,253
406,706
808,959

浜松市の美容室一店舗辺りの平均対象者数

【お断り】あくまでも「平均」ですので、美容師さんの人気やその他の集客などは考慮されていませんのでご注意ください。

店舗数や人口の目安がわかったので、個人的な見解から対象顧客平均を計算してみたいと思います。

上述の資料によると、平成25年度現在での浜松市の理容所数が「798」で美容所が1,598。

施設数の単純比率では顧客数の比率にはならないでしょうから、ここでは「15~64歳+65歳以上 698,022人」を対象でその内、6割り: 418,813人が美容室の対象顧客数として集計してみました。

浜松市内の美容室一店舗辺りの美容師人数が「約1.9人」なので、個人的な予想粗利率を考慮すると平均としては的外れでもないようにも思いました。

一店舗対象平均人数
262人(浜松市美容所数: 1,598軒 ※1)
平均来店頻度(2ヶ月に一度)
月間131人(262人 / 2ヶ月)
平均客単価6,000円
786,000円


※1 418,813人(見込対象顧客数: 6割り) / 1,598軒

その他

ホッ◯◯ッパー◯ューティーを見ると、浜松市内の美容室は中区103件、東区35件、西区27件、南区5件、北区18件、浜北区17件で計205軒(2015年9月検索)。

若干登録数が少ないように思いますが、飲食店だとその他の某まとめサイト含め、有料の掲載依頼をしなくてもわりと掲載されてますが、この辺りは業界的な違いもあるのでしょうか。

男性は「1~2カ月」に集中、女性は「3カ月」をピークに、「半年」「1年」という声も

https://www.asahigroup-holdings.com/company/research/hapiken/maian/bn/200602/00123.html
上記ではリピートの利用頻度は「2ヶ月に一度」としましたが、この辺りも「平均」としてそのようにしました。

40歳定年、コンビニ数よりも

この辺は他の業界を含めて比較すると「定年」という言い方になるのかもしれませんが、転職をされない場合はその年齢前に、規模の差はあってもほぼほぼ独立をされるのが美容業界だと思います。

格安サロンとの比較

また、格安サロンについても目的やその人の価値観、利用方法の多様化、「価格とその人なりの価値感」なども反映されやすい職業だと思いますので、一概に比較対処とは言えないようにも思います。

これって比較対象がちょっと…

Ref: 40歳で定年?厳しい美容師の雇用環境 – エキサイトニュース

厚労省の「衛生行政報告例」によると、日本には現在約22万店の美容院があるが、この数はコンビニエンスストア主要10社を合わせた店舗数の4倍以上だ。それでも毎年約2000店のペースで美容院は増えており、過当競争で1店舗あたりの売上高は減少、毎年約1万店が廃業に追い込まれている。

新店舗や若手の独立などよくある業界かと思いますが、青山・表参道など「土地(場所)」にお客さんが付く地域もあるかと思いますが、他の地域では基本、「その人(理美容師)」にお客さんが付いていると思います。

なので同一店舗内での理美容師さんの移動で売り上げの変動もあるでしょうし、業界的な年齢のイメージや飲食店的な日銭、材料関連や他の影響からの独立支援(斡旋?)など、個人としても独立しやすい業種ではあると思います。

たしかにFCとしてコンビニも独立開業は行い易い(直営店などエリア的なもろもろもあると思いますが)業界なのかもしれませんが、一概に比較はしづらい業種のように思いますがどうでしょう…。

Ref: 美容所概要 |厚生労働省

1 美容師数
 平成26年3月末現在の従業美容師数は、48万7,636人で前年より8,127人増加している。また、平成25年度中に新たに美容師免許を取得した者は18,173人であり、前年度より増加している。(衛生行政報告例より)

2 理容所数
 平成26年3月末現在の美容所数は、23万4,089施設で前年度比1.3%の増加となっている。(衛生行政報告例より)

3 経営の動向等
(1)  美容業界にとって、近年の「店舗過剰」、「低価格化」、「客数の減少」は利益の減少の要因となっているが、特に「客数の減少」については経営者の多くが経営上の問題として第1にあげている。

(2)  美容業は「美容技術」、「接客サービス」、「店 舗イメージ」のどれ1つが欠けても顧客獲得が難しく、来店者のほとんどが近しい人からの「口コミ」によることを考えると、日頃の店内活動が顧客獲得の重要 なポイントと考えられる。他のサービス業に比べても高い料金を払って、長時間を店内で過ごす客にとって、店内が常に清潔感ある、明るい居心地の良い場所で なくてはならない。

(3)  そうした雰囲気は物からだけではなく、そこで働く従業者からも伝わるもので、何より従業者が明るく、楽しく、安心して働け、経営者との信頼関係が良好でなくてはならない。
 また、正しい美容知識と的確な顧客データの管理による適切な顧客へのアドバイスにより、顧客に店の技術と人に対する信頼関係を築いてもらえるように、経営者と従業者が一体となって取り組むことが大切である。

雑感

ざっくりとしていてバイアスのかかった統計かと思いますので、あくまでご参考までにということでお願いします。

昔から変わっていませんが自分自身の美容師に対しての魅力って、その瞬間だけでなくそのお客さんがサロンに来たあとの「時間(経験)」に影響する職業であることだと思っています。

訪問理美容に興味がわいたのも若干必然的な理由もありますが、本業である理美容師さんに施術してもらった方がその方々もより笑顔になれると思ったからこそ。

今でもやっぱり理美容師って良い仕事・職業だと思ってますし、今後、今までの経験を活かしつつなにかしら理美容業界と携わることができたら良いなあと思っています。

BASEのオンライン決済「PAY.JP」が正式公開

PayPalをはじめStripeSPIKEなど、月額無料の決済手数料のみでクレジットカードなどのオンライン決済が利用可能なサービスが登場していますが、今回、新たにPAY.JPが公開されました。

PAY.JP
PAY.JP | ペイ ドット ジェーピー

簡単なformやJSの設置や、各種APIを利用して決済機能を自分のサイトやブログ、またはサービスなどで利用できるというもの。
EC関連にながく携わっていると、こういった決済サービスの進化ってほんとすごいなあと感じさせられます。

PAY.JPはBASE運営会社(GMOイプシロン)ということから、勝手ながら若干、決済関連は優位性を感じたりもします。
商材によっては決済手数料ってけっこうシビアだったりしますが、手数料の削り合いだけでなく、今後の実利用者目線でのさらなる機能充実が楽しみですね。

ClamXavが有料になったので常駐監視付きのVirus Scanner Plusをインストールしてみた

ずっとセキュリティアプリとしてお世話になってきたClamXavですが、いよいよ有料版に移行するということで、
改めてMacのセキュリティアプリを再検討してみました。

Macについては「とくにウイルスアプリはいらないんじゃない?」という意見もあるかとは思いますが、
仕事用のマシンということもあり、念のため可能な対策は行っておきたいなあということで。

アプリを物色してみると、やはり無料版ではなかなか良さそうなものもなく、性能&信頼性的にはシマンテックになるのだろうけど、ちょっと個人的(?)に別のものが希望で探してみました。

もろもろと見てみた中でとくに参考にしたのが以下。

Mac OS X under attack – 10 security packages put to the test
https://www.av-test.org/en/news/news-single-view/mac-os-x-under-attack-10-security-packages-put-to-the-test/

また、機能的面での個人的な希望は…。

  • ・動作が軽い
  • ・常駐監視が可能(ClamXavはSentryが必要でしたが)

そういった面で決定したのが「Virus Scanner Plus」。
※AV-TESTの記事での「Bitdefender Antivirus for Mac」は、App Storeでは「Virus Scanner Plus」。無料版の「Bitdefender Virus Scanner(常駐監視なし)」もあります。

気に入った点としてはやはり軽量っぽいということと常駐監視が可能。そしてMac向けだけでなくWindows向けのウイルスも対応しているという点。
また、サブスクリプションではなく買い取りアプリということもうれしいポイントです。

さっそくですが以下、インストール方法。

App StoreからVirus Scanner Plusをインストール

Virus Scanner Plusをインストール

ClamXavとかと違い、App Storeからダウンロードできるという点もちょっとした安心材料ですね。
現時点(2015/08/26)で価格は3,600円でした。

Virus Scanner Plusを起動

Virus Scanner Plusを起動

Virus Scanner Plusを起動するとまずは保護されていない状態なので、「Turn Continuous Scan ON」をクリック。

保護対象を選択

Virus Scanner Plusの保護対象を選択

そのまますべてを保護対象にする場合は、「Increased protection」を選択し、「Grant access」をクリック。

Virus Scanner PlusのMacintosh HDへのアクセスを許可

Virus Scanner PlusのMacintosh HDへのアクセスを許可

HDへのアクセス権を許可するために、上記(ご自身の環境により表されるフォルダは違います)のポップアップが表示されたら、「Command + Shift + C」をクリック。

Virus Scanner PlusでMacintosh HDを選択

その後のポップアップの画面で「Macintosh HD」を選択し、「Allow access」でアクセスを許可します。

Mac起動時にVirus Scanner Plusを常駐させる

Mac起動時にVirus Scanner Plusを常駐させる

Mac起動時にVirus Scanner Plusを起動させるには、ここで「Enable Start at Login」を選択。

保護・監視の開始

Virus Scanner Plusで保護・監視の開始

以上で「Your Mac is safe.」、「Continuous Scan」となっていればVirus Scanner Plusでの保護と常駐監視が開始されています。

Virus Scanner Plusのブラウザ用拡張機能

また、ブラウジング時に問題の有りそうなサイトを表示してくれる各ブラウザ用拡張機能(インストールしているブラウザにより表示も変わります)もあるそうです。

実際に使ってみて、現状ではとくに動作の重さも感じませんし、スキャンもわりと早いように思います。
もしなにかしらのセキュリティアプリを探しているようでしたら、選択肢のひとつにいかがでしょう。

2015年9月15日施行のGoogle ショッピング商品データフィードの変更点と送料の設定について

2015年9月15日に施行が予定されているGoogle ショッピング商品データフィードの変更点について、
利用している某カートASPなどからも通達があったりと、改めて今回の変更点を確認してみました。

Google Merchant Center

2015年9月15日の施行に合わせて変更が必要な商品

ちなみに、通達内容を一見するともしかしたら「全商品対象」と思ってしまう可能性を感じたので(?)、まずは変更・追加が必須の場合の確認から。

  1. ブランドのg:brand属性が「指定ブランド」の場合
  2. 状態のg:condition属性がnew(新品)の場合

指定ブランドはこちらからご確認ください。

現時点ではそれほど数は多くなく、該当する商品取扱店もある程度限られているように思います。
たぶん、Amazonのように同じ商品は可能な限り同じ品番で紐付けしておきたいのだと思いますし、利用者側も比較時にその方が便利になると思います。

変更が必要な場合の対処方法

上記に該当する場合、2015年9月15日Googleショッピングへの掲載を希望する場合はgtin属性とbrand属性のデータフィードへの記述が必須になります。

2015年9月15日以降の変更点

GTIN(国際取引商品番号)属性が必須
日本国内だと通常JANコード。
brand属性が必須
指定ブランド以外でこの属性を記述する場合は「靴」や「サングラス」などの品種の記載が基本。

参考:固有商品 ID

「指定ブランド」以外でJANコードがない場合の記述方法

販売数が少ないアパレル商品や独自に制作・販売を行っているオリジナリティのある製品など、独自のコードを自社内でJANコード代わりに発行している場合もあるかと思います。
以前、Google Merchant Centerのサポートへ問い合わせした際には、「JANコード」が無い場合、「空欄」のままで良いとのことでした。
現時点で自分もJANコードが存在しない商品については「空欄」にしていますが、フィードエラーも出ていない状態です。

Googleマーチャントセンター データフィードでJANコードが存在しない商品について

2016年2月1日から施行される「送料」の登録について

まだ猶予はありますが、2016年2月1日に予定されている「正確な送料を登録」が必須となる点については、
2015年9月30日に予定されているAdWordsでのプロモーションテキストの廃止(自動の広告表示オプションに移行)もありますので、可能な限り早めの対応をおすすめします。

Googleマーチャントセンター用のデータフィード作成時のご参考にどうぞ。
Googleショッピングの仕様とポリシー変更でのデータフィード作成方法
Googleショッピング データフィードの商品価格は税込表示が必要 – MovableTypeの消費税計算例

change_history